共働き家庭の子供は寂しい思いをしている?親が家に居なくて良かった場合もある?

専業主婦と働く女性ではどちらの満足度が高いのか?という記事を読みましたが、専業主夫には専業主婦なりの悩みがあるはずですし、共働きしている家庭の女性も悩みは尽きず、どちらが満足度が高いかは、やはり結論が出ないですね~^^;

さて、この記事を呼んで私が気になったのが、共働きの家庭で育った子供は、親が帰ってくるまでの間、寂しい思いをしていないかどうか?という点です。

もし実際に子供が寂しい思いをしていた場合、それが原因で精神的に不安定になってしまったり、グレてしまわないか気になりますね^^;

今回は、共働き家庭の子供は、寂しい思いをしているのか?また、その場合の悪影響はあるのか?考えていきたいと思います。

目次

共働き家庭の子供の気持ちは?

私は幼い頃、2階建て建物の2階部分に父や兄達と一緒に暮らしており、外階段で下りた1階部分に祖父母が住んでいました。

祖父母が下の階に住んでいたとはいっても、夕方暗くなるまでは畑仕事でいない事がほとんどでしたし、兄達も部活で帰りが遅かったので、基本的に一人で留守番をしていました。

なので、「暗くなる時間までは大人が家に居ない」という点では、共働き家庭と共通していたと思います。

当時の私としては、寂しい気持ちの方が大きかったです^^;

特に、小学校低学年の時は、学校から帰ってきて夕食時間になるまでは、家で1人っきり、というのがよくあったので、外が段々暗くなってきている様子を見て、

『本当にみんなちゃんと帰ってくるのかな、、、、』

と、幼心に不安になる事も多々あり、なぜだか泣けてくるという経験もしました。

今思うと若干気持ちが不安定になっていたんだと思います^^;

このような経験から、共働き世帯の子供は、学校から帰ってきて空が暗くなり始める頃まで親が居ない、というのはやはり寂しいだろうな~、、、、と感じます。

共働きの家庭だから子供は幸せではない?

共働き世帯の子供は、専業主婦(または主夫)世帯で育っている子供に比べると、寂しい思いをしている可能性は高いと思います。

ただ、だからといって「寂しい=幸せではない」というわけではないはずです。

夕食時や休日には、家族で一緒に過ごせるので、常に寂しい思いをしているわけではありませんし、私の場合も、1人寂しく留守番していた記憶より、家族で出掛けたり、兄達と野球やテレビゲームを一緒にして遊んだ記憶の方が強く残っています。

なので、子供と一緒に過ごせる時にどう過ごしたか?同じ体験をして、楽しい気持ちを共有してきたか?が大切になってくると思います。

今現在、共働きをしている家庭のお父さん・お母さんの中には、子供に寂しい思いをさせてしまってはいないだろうか?と、後ろめたい気持ちを抱いている方も居るかもしれません。

もちろん、自分の子供には出来るだけ寂しい気持ちや、悲しい思いはさせたくないというのが親心ですね。

けれど、共働きを辞めるわけにはいかない事情があるはずなので、「共働きで寂しい思いをさせている」という側面に囚われるのではなく、子供と一緒に過ごせる時に、

  • どうやったら子供が楽しい気持ちになれるか?
  • 子供と楽しい気持ちを 共有するにはどうしたら良いか?

その点に意識を向けた方が良いでしょう^^

今は分からなくても、いつかお父さん・お母さんの気持ちや、葛藤を分かってくれる日が来ると思います。

親が家に居ない事のメリットはあった?

ここまでは親が家に居ない事のデメリット(子供が寂しがる)を考えてきました。

では逆に、親が家に居ない事のメリットはあるのか考えていきましょう。

親が居ない事で気楽にのびのび過ごせた

思い返せば、小学校4年生ぐらいから、親がいつもより早く帰ってきていると、居心地悪く感じる事が多くなっていきました。

「散らかっているからちゃんと片付けしなさい」

とか

「いつまでもテレビを見ていないで早くお風呂に入りなさい」

等々、あれこれ小言を言われるのが面倒くさく感じていたのを覚えています。

低学年の頃は、寂しくて親が早めに帰って来ると嬉しく感じていたのですが、、、笑

また、TVゲームをする時、親が居ると

『また長時間ゲームして!目が悪くなるよ』

なんて言われるので、控えめにゲームをしていましたが、私や兄達だけしかいないと、好きなだけゲームが出来たので最高でした。笑

自立心が芽生えた

小学校低学年のうちは、夜遅く帰ってくる父に家事を任せっきりでした。

その時、父は夜中まで起きて家事をしており、見ていて大変そうだったので、そのうち自分から家事をやるようになりました。

家事をする事は大変でしたが、実家を出て、一人暮らしをするようになった時、小学校から家事をしていた経験があったので、特に戸惑う事はなかったので、いい経験をしたなと思います。

また、家事をやるようになって、段取りを考え、効率よくスピーディーに出来るよう工夫する心構えも身についたと思います^^

家族を大事にする気持ちが芽生えた

留守番をして親(または兄弟)を待つ事で、家族のありがたみや温かさを、その都度再認識していたと思います^^

このように、親が仕事で家に帰ってくるのが子供より遅くても、子供としては寂しい思いをする反面、良い面もあります。

なので、お父さん・お母さんは、家に子供だけで留守番させてしまっているからといって、自分を責めるような気持ちにならなくても良いと思います^^

最後に

今は、お父さんだけでなく、お母さんも外で仕事をしている、共働きの家庭は珍しくない時代です。

なので、共働き家庭のお父さん・お母さんは、あまり悩みすぎなくても良いと思います。

「子供は親の背中を見て育つ」

とも言われているので、お父さん・お母さんがしっかり子供と向き合えていたら、子供は親の気持ちを分かる(分かる時が来る)でしょう^^

なお、心掛けて貰いたいのが、「これぐらい分かってくれているだろう」ではなく、しっかりと言葉で子供に愛情を伝えましょう。

また、子供と一緒に過ごせる時に、出来るだけ子供に時間をさいてあげるようにしましょう。

スマホを触りながら、適当に聞き流すのではなく、しっかりと子供の顔を見て話しを聞く事は大切です。

子供でも子供なりに、クラスや部活の人間関係で悩んだり、将来の事について悩んだりします。

日頃からちゃんと子供の話しを聞くようにすると、こちらが家でバタバタ家事をしているのなんかお構いなしに、子供の方からわざわざ近くにやってきて、延々と話しをしてくれる事もありますよ。笑