大人の場合、引っ越しをして自宅から職場への通勤距離が遠くなっても、物理的に通勤が無理でなければ、わざわざ引っ越しをする事もないですね。
でも、小学生の場合だと、引っ越しをすると学校区が変わるので、転校しないといけなくなります^^;
親の転勤や転職等のように、急に転校しないといけなくなる場合もありますが、例えば、家を建てた、マンションを購入した等、親の方で、ある程度転校のタイミングを決める事が可能な場合もあります。
今回は、子供を小学校から転校させるベストなタイミングについて考えてみます^^
目次
子供は新しい環境にすぐ慣れるからタイミングは気にしなくて大丈夫?

ドライなタイプの親だと、
『新しい場所で心機一転、新しい友達を作ったらいいんじゃない?子供だからどーせすぐ慣れるでしょ!』
程度の、軽い感じの方も居るでしょう。
しかし、子供にとって、家や学校はずっと変わらない自分の居場所で、その2つがいきなり変わるのは、かなりショッキングな経験になります。
私も物心が着いた頃、母に育てられていたかと思えば、その後、親の都合で別居していた父に引き取られて育てられた経験があります^^;
住む場所が変わり、環境もガラッと変わったので、子供ながらに戸惑った事は今でも記憶に残っています。
このような経験をしているので、子を持つ親御さんには、子供のケアを最優先で動いて貰いたいと思います。
子供を小学校から転校させるタイミングはいつがベスト?

子供を小学校から転校させるタイミングは、子供の気持ちや状況を見ながら、慎重に決める必要があります。
ポイントとしては、
- 子供が高学年の場合はどうするか?
- 1年の間だといつ転校するのがいいのか?
この2点を考える必要があります。
子供が高学年の場合はどうするか?
子供が高学年で、小学校卒業がそう遠くないのであれば、中学入学に合わせて転校するのもありだと思います。
高学年は男女共に、多感な思春期を迎える(または迎えている)ので、ここでつまずいてしまうと、親や周りに心を閉ざしてしまう可能性があります^^;
『仲良しの友達と、なんで小学校卒業前に離れないといけないの?』
『いきなり知らない学校に来て、小学校最後の思い出なんか作れるわけないし、、』等、
仲良しの友達と離れた寂しさや、転校先での疎外感を理由に、親の貴方を攻めてくる事だってあるかもしれません^^;
このように考えると、子供が低学年のうちの方が、転校を気持ち的に受け入れしやすいタイミングだと言えます。
1年の間だといつ転校するのがいいのか?
転校するタイミングとしては、
進級時(春休みあけ)、夏休みあけ、冬休みあけ
が挙げられます。
中でも、1番子供への負担が少ないのは、やはり進級時の転校でしょう。
夏休みあけ、冬休みあけの場合、年度途中なので、転校受け入れ先のクラスの雰囲気は既に出来上がっています。
その環境に入っていくのは大人でも躊躇してしまいますね…^^;
思い出してみて下さい。新しいバイトに入った時や、新しい職場に入った時の事を。
新しい環境に慣れるまでは、しばらくはアウェー感を感じていたはずです^^;
もし、貴方のお子さんが、新しい学校生活に慣れる前に、アウェーの状況が辛くなり、勉強するのが嫌になったり、不登校になってしまう可能性はゼロではないと思います。
そうなってしまうと、元も子もないので、進級時の周りの気持ちもどこか浮足立っている時を狙って転入させた方が、子供の負担を最小限にできるでしょう。
最後に

小学生の子供を転校させるタイミン グは、子供の気持ちや立場になって、考えてあげた方がいいでしょう。
子供にとって家や学校は、それが世界の全てのような存在なので、引っ越しや転校により、その2つが変わるのは、なかなかしんどい事だと思うので、慎重に進めた方がいいですね。
また、子供が高学年で、卒業間近に転校させると、転校先の小学校に対して特別な思い入れも湧きませんし、元いた小学校への思いも薄れてしまいかねません^^;
なので、中学入学に合わせるなど、臨機応変な対応が必要になってきます。
「子供が、転校のショックを引きずらないで、上手く転入先の学校に馴染めるかどうか?」
そこに重きをおいてあげましょう!
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